Career
経歴
会計士であり、自身が設立した不動産開発会社「Skyline Group」の会長。カナダを本拠とする「Operation Eyesight Universal (India)」のディレクター。
災害救援に熱心に携わり、シェルターボックス(英国)の管理委員も務める。2004年のインド洋大津波の際には、被災した家族のために500戸近い家屋の建築を支援。
南アジアで1,500件以上の心臓外科手術を提供したプログラムを立ち上げる。インド全土での識字率向上をはかる「TEACHプログラム」の創設にもかかわり、このプログラムを通じて何千もの学校に支援を提供。
1984年にロータリークラブ入会。RI理事、各種委員会の委員と委員長、ゾーンコーディネーター、研修リーダー、ロータリー財団専門家グループメンバー、地区ガバナーを歴任。ロータリー財団(インド)の理事長も務める。
超我の奉仕賞、ロータリー財団功労表彰状と特別功労賞を受賞。
ラシ夫人と共にメジャードナー、遺贈友の会会員としてロータリー財団を支援。
2021-22年度国際ロータリー会長
シェカール・メータ氏
『奉仕しよう みんなの人生を豊かにするために』
ロータリアンが過去35年間にポリオ根絶や人類への奉仕のために数十億ドルもの資金や多大なボランティア時間を費やしてきた理由に、それ以外のことがあるでしょうか。
何千という学校や何百という病院を整え、干上がった村に水を提供し、家庭にトイレをつくって尊厳を取り戻し、何万という子どもの心臓手術を通じて命という贈り物をしてきた理由に、それ以外のことがあるでしょうか。
ロータリアンが奉仕し続けるのは、人びとの人生を豊かにしたいという願いからです。ネパールでのあるプロジェクトでは、数千人もの人生がより豊かになり、アフリカでの家族保健プログラムと、ハイチでの水プロジェクトでは、それぞれ一千万人以上の人生がより豊かになりました。
私の母国インドでは、識字と教育のT-E-A-C-Hプログラムで、何百万もの子どもの人生にインパクトを与えました。
皆さんの多くが、このような奉仕プロジェクトで大切な役割を担われ、人びとの人生をより豊かにしてきたでしょう。
奉仕のニーズがあるからこそ、皆さんは奉仕してこられたのです。今日、奉仕のニーズはさらに高まり、明白になっています。ですから、変革者であるガバナーの皆さん、来るロータリー年度には、人びとのために奉仕し、その人生をより豊かにするために援助していただけるよう、切にお願いいたします。
この理由から、2021-22年度の私たちのテーマは、「奉仕しよう みんなの人生を豊かにするために」(Serve to Change Lives)といたします。
変革者であるガバナーの皆さん、ポリオ根絶活動、新型コロナウイルスとの闘い、大きなインパクトをもたらすプロジェクトに取り組み、かつ会員数を史上初めて130万人にするという課題は、チャレンジに満ちています。このチャレンジに、皆さんの意欲は駆り立てられるでしょう。挑戦に立ち向かうのがロータリアンだからです。船は港にいれば安全ですが、船の目的は港にいることではありません。海に出てこそ、船の目的が成就されます。変革者の皆さん、人生とは冒険であり、メンテナンスではありません。
最後に、テーマについて私が書いた詩をご紹介したいと思います。
授けられた最大の贈り物は
誰かの人生に触れる力
変える力
違いをもたらす力
めぐりゆく命の中で
手を、心を、魂を
差し伸べるなら
魔法が起こる
歯車が回りだす…
ともに歯車を回そう
全人類の繁栄のために
私たちには力と魔法がある
奉仕しよう… みんなの人生を豊かにするために…
皆さんがどこでこの演説をお聞きになっていても、ここで皆さんに、胸に手を当て、私と一緒に宣誓していただきたいと思います:
「私たちには、奉仕し、みんなの人生を豊かにする力と魔法があります」
変革者の皆さん、準備は整っていますか?大きなチャレンジに立ち向かう準備ができていますか?奉仕する準備ができていますか?みんなの人生を豊かにする準備ができていますか?
私は準備ができています。皆さんも同じでしょう。ともに奉仕し、みんなの人生を豊かにしていこうではありませんか。
2021-22年度国際ロータリー会長
シェカール・メータ氏