RYLAのいわれは、1959年オーストラリア・クィーンズランド州の自治権獲得百周年記念祝賀会にイングランドのエリザベス女王がアレクサンドリア王女を名代として派遣されました。これを機会に王女と同世代の青年たちを招き、王女と会う機会を作ろうという計画がもちあがり、オーストラリア中から集まった青年リーダーたちのホストをブリンスベンロータリークラブがつとめました。
青少年の資質の良さに感心したロータリアン達は、この催しを毎年行う事を決め、各クラブ2名ずつの青年を選んでブリスベンに招待し、1週間、文化・社会・教育プログラムに参加させることにしました。
こうしてRYLAは第26地区(現在の第960地区)で生まれ、そして1971年にはロータリーの国際組織であるR.I.にとり上げられ、RYLA(Rotary Youth Leadership Awards)「ロータリー青少年指導者養成プログラム」として位置付けられ、世界的なプログラムに発展し、1973年にはアメリカで、1974年にはフランスで、さらに1976年には日本でも始められました。
RYLAは、若い人々とロータリークラブ会員が共に時間を過ごし、指導力、奉仕の精神を伝え、友愛を深めることに特色があります。
RYLAは、若い人々とロータリアンを参加させる地区プロジェクトであり、若い人の指導力と善良な市民精神という資質を伸ばすことを目的としており、選ばれた指導者の資質をもつ者に訓練の経験を積ませ、その資質の発展と向上を奨励し援助するために開催されるものであり、参加者が自分達の地域社会に奉仕する為の、関連した技術、知識あるいは人間関係等を限られた時間の中で学ぶものであります。