2006-07年度 国際ロータリー会長 
ウィリアム B. ボイド

<RI会長プロフィール>
(ニュージーランド、オークランド市、ホーウィック)


ロータリー歴
1999-2000 年度国際ロータリー財務長
1998-2000 年度国際ロータリー理事
1983-1984 年度地区ガバナー

親愛なる同僚ロータリアンの皆さん
 親愛なる同僚ロータリアンの皆さん、私たちは新たなロータリー年度への第一歩を踏み出すに当たって、新たな責任、新たな課題、そして新たな可能性を見いだそうとします。
ロータリーは、長い年月にわたって繁栄してきました。その理由は、ロータリーが、親睦、友情、それに、世の中の役に立つことを実行する、という不変の価値を会員たちに提供してきたからです。加えて、ロータリーは新しい地域社会や新しい国々からも歓迎され続けています。それは、順応すること、対応すること、異なる文化を受け入れること、そして、誠実さ、寛容の精神、他人を尊重するといった基本的な原則をきちんと守ることを、恐れなかったからです。
ロータリーの使命やモットーが変わることはありませんが、世の中の変化には前向きに取り組まなければなりません。私たちがロータリアンとして進めている活動にとって大切なことの一つは、それが、私たちの組織にとって、あるいは私たちが奉仕活動を行う地域社会にとって本当に必要なことであるかどうかを常に確認し続けるという点です。会員は増強されています。10 年前だったら自分がロータリーに入会するなどとは考えてもいなかったような人も、新会員として迎え入れています。私たちの仕事は、地域社会のニーズと、それらに対応する私たちの力量が存在する限り進展し続けるのです。
その多くが流動的で、確信をもって予測できることなどほとんどないような世界では、ロータリーは自己満足に浸っている余裕などありません。立ち向かうべき課題は常に存在し、その機会も同じように存在するのです。今日、私たちはこれまで以上に個々のロータリアンの力を必要としています。というのは、私たちの組織がもつ多様性こそが私たちの強みの源であるからです。
私は皆さん方全員にお願いします。本年度、私とともに、より良いロータリー、そして、より良い地域社会を築くため、「率先しよう(Lead the Way )」と。そのことによって、変わることのない誠実さ、他人に対する関心、寛容の精神などが永遠の価値であり、堅実なビジネスは正しい倫理観を排除するものではないということを人々に示す、地域社会のリーダーになっていただきたいのです。
ロータリアンとしての私たちは、それがクラブ内の問題であれ、地域社会の問題であれ、これまでがそうであったように、ものごとを放置したままで満足してはいけません。私たちは「なぜそれを自分はしないのか?」と問い続ける集団です。私たちは、より良い未来を築くための技術と願望をもった集団です。そして、私たちは「率先しよう(Lead the Way )」と道を切り開く集団なのです。
全員のためにそれぞれのロータリー事務所があればいいのにと私が思うほど、ロータリアンたちそれぞれが多くの提案をもっています。しかしながら、ロータリーの強みは、世界中の英知がそれぞれのクラブに注ぎ込まれるところにあります。昨年度、多くの方々にお目にかかって、ロータリアンたちはすでに「率先しよう(Lead the Way )」に対する準備が整っており、ロータリーにとっての最良の年がすぐそこまで来ているという確信を、私はよりいっそう深めるようになりました。

ウィリアム B. ボイド
2006-07年度 国際ロータリー会長


2005-06年度RI会長

 
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